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2019年06月01日

部史上初のベスト4は苦い記憶と糧【監督】

予選リーグ初戦・富良野戦は、確認してから行ったプレーがペナルティになるなどレフリーとの意思疎通に手間取った試合になってしまった。その後もノット10メートルバックでイエローカードをもらってしまったが、1人欠ける中でもトライを取るなど試合を優位に進めた。しかし、立ち上がりの動揺は最後まで落ち着く事なく取っては取られの情けない試合だった。釧路工業戦は、少しハッパをかけて送り出し、攻め続けることが出来て勝利。ジョン、大弓を怪我で欠く大会、もろさを過分に見せながらの予選1位通過。過去にないカップトーナメント進出。ようやく全国大会を見据える位置に手が届いたと、佐々木アシスタントコーチも感激していた事が心を震わせた。チームを指揮して3年目、少しずつ前に進んで来ているという事を素直に佐々木コーチと喜んだ。

しかし、万を辞して臨んだはずの決勝トーナメントでは、盟友・旭川龍谷になす術なく大敗を喫した。覚悟、経験が我々を大きく上回り、何よりも勝ち方を知るチーム。素晴らしいチームだった。
それに対して厚別は弱いチームだった。スコアも内容も散々な結果となった。

鍛えてきた事、取り組んできた事、出来ていた事、それらはすべて発揮できないまま終わった。

キックオフ直後のアタックで新井田が思い切ったアタックでディフェンスを切り裂き、素晴らしいランコースを取りインゴールへ滑り込む。しびれるような素晴らしいトライだった。
良かったのはここまで。
キックオフのチェイスでギャップを作りそこを走られあっさりトライを献上。その後のキックオフレシーブを立て続けにミスして、ことごとくトライに繋げられてしまった。しまいにはペナルティを取られて切り替えが遅くトライを献上する怠慢さを露呈。
後半になっても流れは変わらず。というより、流れを変える気があったと思えない試合展開。ルーズボールへの反応もかんばしくない。タックルで流れを変えに行くわけでもない。ボールキャリーになって局面を打破しに行くわけでもない。誰かがやってくれる、いつか流れが来る、そんな気配すら感じた。後半から投入したツグ、トムが気を吐いたのが唯一の救い。

相手が強い時に挑みかかるメンタリティがジョンがいない事でなくなったのであれば、チームとは何なんだろう?

劣勢の中で、それを跳ね返すような強さを出せないのは何が原因なのだろう?
上手くいっていないことを改善せずに、闇雲に戦うのは何が原因なのだろう?

これらは、普段の練習で自分も含めて仲間のプレーに対して意見したり、改善させるように求める姿勢が弱いことが関係しているのではないか?
だらしない言動のものを余計な気遣いでなあなあにしてきた事が、チームの規律を緩めてはいないだろうか?

旭川龍谷との試合を経て、様々なことが自分たちに向けて刺さってきたはず。そこから逃げずに腹を決めてチーム一丸となって取り組まなければ、このチームはこれ以上は強くならない。

部史上初のベスト4入りは、にがい記憶と今後の成長の糧を与えてくれた。

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明日、3位決定戦。
相手は中学でもラグビーをしていた選手がほとんどを占める経験豊かで能力の高いチーム。
今日の経験をどのような形で活かしていくのか、明日の彼らに期待したい。

監督

atsubetsurugby at 19:49│Comments(0)日記 

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