2019年07月28日
令和元年度 北海道選抜大会を終えて【監督】
札幌厚別高校は4回目の選抜大会出場。初めての初戦突破を果たし、部史に新たな記録を刻む事が出来た。
怪我人も戻り、さあここからと意気込んでの大会となるはずだったが…攻守の要であるキャプテン、エースでNo. 1トライゲッターの主軸2名が大会前の合同練習で怪我を負ってしまった。ラインアウトのキーマンも試合途中で退く事になった。
チームが練り上げてきたことは、ひとまず置いておき、現状で出来ることに特化せざるを得なくなった。
初戦の八千代松陰戦は、良くも悪くもその戦い方がはまった。勝利する事が出来て良かったが、個人のエラーが起きる場面が良くない為、チームが危機に瀕する場面も少なからずあったのが悔やまれる。まだまだ相手を押さえ込んで、自分たちのペースで試合を運び勝ちにつなげる強さがなかった。
2回戦は神戸科学技術高校に惨敗。トライが取れる気配もなかった。スコアも良くないが、戦う姿勢が良くなかった。厳しいタックルをする、ボールに絡む、ブレイクダウンでインファイトする…それらを突出してやる選手がいなかった。悪い流れ、良くない雰囲気の中、それを切り替えるための強い姿勢を見せる選手がいなかった。声掛けは行われているが、一生懸命に相手の攻勢を耐えているようにしか映らなかった。逆境を跳ね除けよう、ボールを奪取してトライを奪おう。俺について来い!そんな、感情とエナジーが見えなかった。
2年生の選手たちの中には、そんなことを考えていながら、上手くそれを外に出せず遠慮してしまった選手が数名いたようだ。ゲームリーダーとして奮闘した表原は、2年生の田中、横木、山本、佐藤翔らの頑張りや声掛けの力強さに助けられたと話してくれた。2年生の中に当事者意識を持ち、変化を見せるものが出てきたことは歓迎すべき事だ。
1年生も試合に出場して頑張っていた。大場は2試合連続のスタメン。ディフェンスの際に迷いなく相手に対してスピードを上げていく非凡なものを見せた。庭田は途中出場ながら存在感があった。タックル、ブレイクダウンで思い切ったプレーをしていた。清川、山崎らはベンチから大きな声でチームを盛り上げようと懸命に振舞ってくれた。
3年生は、まだまだ足りない。表原はジョンと肩を並べるリーダーとして名実ともに存在感が増してきた。谷口が大きく変わってきた。精神的にもチームの中心になりつつある。あとに続くのは誰だ?このまま終わって良いわけない。
30日から、私は女子代表合宿、KOBELCO CUP遠征の為に不在となります。KOBELCO CUPには田中がU17、石井が女子代表で出場します。
私が不在の中で行われる1日〜4日の練習は、濱村先生と佐々木先生のもとで、
『基礎体力アップ』
『基本スキルの見直しと磨き上げ』
『ユニットスキル』
『けが人のリカバリー』
をターゲットに取り組みます。
監督
atsubetsurugby at 18:12│Comments(0)
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